地方創生という言葉が出だしてから
もう数年がたとうとしています。
地方を盛り上げる事で大切な要素の一つが
経済的に豊かにしていくという事です。
その為に観光業は非常に重要なポジションにいます。
観光業は地域の外からお客様を連れてきて
地域内で消費をしてもらう効果があります。
つまり地域が「外貨」を得るのに最適な手段です。
そしてその外貨は観光施設で使われると、
そこへ働く人達・納入する業者・商品の生産者
様々な方々へ波及していきます。
このお金の動きが「経済波及効果」と言われています。
経済波及効果は色々な計算方法があります。
ある計算式で「旅館業」の経済波及効果を算出すると、
旅館で使われた金額の約1.7倍の経済波及効果でした。
つまり旅館で1万円使われると
1万円×1.7倍=1万7千円
旅館での直接効果が1万円なので、
残り7千円は地域に再分配されているという事です。
そして観光という一連の流れを見ていくと、
旅館に1泊の宿泊をするという前後にも
交通・飲食店での食事・観光施設の利用・お土産物購入など
様々な消費活動があります。
そしてそれらのほぼ全てに経済波及効果があります。
観光業は地域にとって外貨の経済波及効果をもたらす、
地方創生の非常に大きなエンジンである事が分かります。