私はお店を一目見ただけで
繁盛していない事が分かる事があります。
そうしたお店には
「このお店にはお客様が寄り付かないだろうな」
という共通のオーラが漂っています。
それは一体何なのか。
まず入口付近にお客様にとって必要の無い物が置かれています。
例えばお店の「道具」。
水を撒く為のホースであったり、
仕入れのダンボールであったり、
お店には必要だけどお客様には必要ありません。
中にはすごい繁盛店で、
蟹を入れていた発泡スチロールが山積みの店もありました。
これはお客様から見た時に、
蟹の新鮮さを伝える看板のような役割になっています。
しかしこうした例は稀です。
他には玄関内がコンセプト不明の置物だらけ。
何の共通点も感じられない、
そして玄関スペースを狭くしている。
こうした物もよく見られます。
厄介なのはそうした物が
「目障りでしょうがない!」という程の邪魔にはなっていない事です。
ひと目で分かるほど目障りだったらすぐに取り除くはず。
よく見ると物が邪魔をしていて、その為に全体の雰囲気が
「何となく」マイナスのオーラを発しているという事です。
だからこそ本人達は気が付きにくにのです。
ここまでを見ると「物」が悪いように思えるかもしれません。
しかしそうではありません。
それはこれらを置いている「人」の問題です。
その人がどれだけお店を愛していて、
手塩にかけて手入れをしているのか。
「人の意識」が細部に現れ全体の業績を左右するのです。
業績が悪化した場合はまず自分のお店を愛する事から。
自分達の仕事を愛する事から。
スタッフ達の教育もそこからがスタートです。