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収益化が難しい「地域イベント」で考えるべき事

  • 投稿公開日:2017年6月13日
  • 投稿カテゴリー:変化の観光業!ウィズコロナ期・アフターコロナ期へ

 

地域活性化という事でよく行われるのが地域イベント。

 

 

様々な地域でイベントが盛んに行われていますが、
これらのイベントで収益性を求めるのは
非常に難しいのが現実です。

 

 

なぜ収益性を求めるのが難しいのか。

 

人に喜んでもらう為にはそれなりの準備が必要です。
その為には何日も前から話し合いを重ねて、
その日の為に色々なものを購入し、
会場を借りて設営を行う事が必要です。

 

 

 

事業を行う時には
「導入コスト(イニシャルコスト)」と
「運営コスト(ランニングコスト)」があります。

 

店舗経営にしてもテーマパークにしても
通常の事業では「導入コスト」を
長い年月をかけて回収していきます。

 

 

イベントの場合は、それそのものの準備が
「導入コスト」に当たると考えられます。

 

という事はその導入コストを
1日から数日で回収しなければならない。
これがイベントという仕組みです。

 

 

中には黒字となっているイベントもあります。
ただ、イベントを行う為に集まって話し合った人件費、
当日の運営スタッフ全員の人件費、
準備したもの全てのコスト。

 

これを会社と同じ様に
経費がかかるものと仮定すると、
やはり黒字化は難しいのではないかと思われます。

 

 

 

 

初めから収益性を求めるのが難しいイベント。
ではイベントとは何の為に行うのか。

 

 

イベントを行う事によって
何を伝えたいかという主張が重要です。

 

 

このイベントを通じて見込客に「こう思われたい」。
この主張がありそれが伝わる事によって
次の地域的なメリットがあるからこそ行うのです。

 

この設計が希薄である程、
イベントを行う意味が薄くなってしまいます。

 

 

地域イベントを企画していく時には、
そのイベントを通して何を主張したいのか。
見込客の頭の中に「こう思われたい」という設計をどう作るのか。
そこを徹底的に考える必要があります。

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