ダイレクトメール(DM)が届いた経験は
多くの人が持っていると思います。
送り手側から見たら顧客に直接アプローチをする
販促ツールとして活用されている所もあると思います。
では実際にDMでどの位売れるのでしょうか。
一般的には反応率1〜3%程度と言われています。
100通送ったら1人〜3人のお客様が動いてくれるという事です。
しかしこのDMの反応は、
送る相手と内容によって大きくバラツキます。
私が知っている事例で最も大きかったのが
反応率17%を記録したものでした。
これは湯治型の宿泊施設のものです。
この施設の責任者と話している時に
最初はDMの反応率が悪いという相談をされました。
その時点での反応率は6%程度。
正直言ってかなり良いと言えます。
その事を教えてあげた所、
DMの効果に自信を持たれるようになり、
様々な工夫を施されました。
その結果、最高反応率が17%にもなったのです。
100通送付して17組の宿泊獲得。
これだけでも凄いのですが、
実はこれらのお客様は連泊をされます。
この連泊の部分にも一工夫を加えた所、
平均で10泊されたとの事でした。
100通のDMで170泊の宿泊を獲得。
ここまできたら打ち出の小槌です。
このDMはどの様なものだったのか。
ダイレクトメールはその名の通り
お客様にダイレクトにメッセージを届けるもの。
お客様を親戚や友人と見立てて
そのお客様がどの様な手紙を受け取ったら嬉しいのか。
何を求めておられるのか。
1人対1人の関係でダイレクトにメッセージを届ける気持ちで、
DMの内容を作り込んで行きました。
時にはお客様に要望を直接聞き、
その要望に応えるサービスを案内するDMを作り上げたのです。
その結果が反応率17%、平均連泊10泊という結果を生みました。
業態的な問題やお客様との関係性という
特殊な条件もあったと思います。
しかし業態に関係なく、
お客様お一人お一人にダイレクトにメッセージを送る気持ちは
全てのDM制作で大切な事です。