コンサルタントには2つの観点があります。
専門家同士で様々な観光地や施設に訪問すると
同行した専門家からこのような言葉が出ます。
「ここは治す所だらけだ。
悪いところが一瞬で目につく。」
私はそういった所が真っ先には見えません。
むしろその施設の良い所が先に見えます。
視点には2つのタイプがあります。
①「悪い所にフォーカスし治していく」
②「良い所にフォーカスし伸ばしていく」
私は②のタイプです。
もちろんどちらも必要な視点です。
ウリを作っていく場合、
良い所を伸ばして強みにしなければいけません。
その為②の視点が訓練されました。
また私の場合①の視点の時は
「ココがダメ」と言うのではなく、
「ココがこうなったら良い」という言い方をします。
でも本当に問題だらけの施設や地域はどうするのか。
この時は一旦「0ベースで思考」をします。
今までの取組が全く無いものと仮定し、
「今使えるものは何があるのか」と考えます。
素材の山から資材を見つけるような感じです。
そして組合せたり治したり。
そうすると問題だらけの所も道が開けます。
おのずと解決しなければならない事が見えます。
「問題」の中から「課題」が抽出されます。
これも「良い所にフォーカスし伸ばしていく」
という視点の応用方法です。