私の仕事観を一言で表すと「個の力を際立たせる!」という一言につきます。
個の力は弱いが多くの人で集まって集の力「チームワーク」を発揮するより、個人個人が強くなり同じ方向を向いたら凄い力を発揮する方が好きなのです。
最終的に大きな力を発揮するのは「チームワーク」の方です。しかしそこへ到達する為には、まず個が強くなり、強い個同士が結びつき、いつしかチームになるという方が早道だと考えています。
なぜならば、その方が個々のモチベーションが高いチームが出来るからです。そしてモチベーションの源泉は「自己実現」だと考えています。
実際にはケースバイケースで、最初からチームワークを意識した方が良いかもしれません。
一つの山を登るにも色々な道があるように、どちらが正しいという事ではないでしょう。
色々な考え方ややり方があるのですが、私自身が最も貢献出来る形として、旅館や観光施設など地域ビジネスを行っている施設様の「個」を強くする事、温泉街等の狭い範囲での地域を強くする事を選んだのです。
私が最も力を入れているのが、USPを作る事です。USP=独自なウリの提案という意味ですが、この概念を本で知った時にこれこそが私が追求すべき方法論だと感じました。そこで、「USP」に関する著者である現在の師匠を見つけて、直接教わる事にしたのです。そうして教わるようになり、もう3年以上になりました。
もう一つ、私の中で好きな事が「ランチェスター戦略」です。中でも弱者の戦略や一点突破は、私の理想とする所です。
ランチェスター戦略は、「戦略」という名の通り、何処をどの様な形態で攻めればよいかを示しています。
何処を攻めれば良いかは分かるのですが、どうやって攻めるのかという戦略と戦術を結びつけるものがランチェスターにはありません。それを実現する具体的な手法が「USP」なのです。ランチェスター戦略とUSPは2つ揃うと凄い力を発揮するのです。
私の社名は「誘客マネジメンツ」という名前にしています。
「誘客」とは主に観光業界で使われている用語で、一般的には「集客」と言った方が伝わりやすいでしょう。
一つの店舗に集める場合は「集客」といいますが、観光業界は地域全体にお客様を連れてくるという意味合いからか「誘客」という言葉が使われています。特に行政関係では当たり前に使われています。
その為に「誘客」という言葉を使っているという意味もあります。
しかし本当は、「個の力を際立たせる」という仕事観と繋がる部分があるからです。
「誘客」という文字は、「秀」でた部分を「言」葉にして伝えて、お客様を呼ぶという意味があります。詳しくは「誘客とは」のページを見て頂きたいと思います。
個々に眠る「秀でた部分を言葉にしてお客様を呼ぶ」という事は、USPと繋がっていきます。そして私の仕事観ともリンクするのです。
すでに存在しているけど顕在化していない、秀でたウリを磨き、それを言葉にして発信しお客様に来ていただく。
実際の現場では、経営者様と会話をしながら、経営者の価値観に基いて生まれた「隠れた成功」を掘り起こしていきます。
また、秀でた部分を磨いていく為には、どうしても人材教育も必要になってきます。強い商品開発も必要になってきます。
これらをまとめてバランスをとっていくの事が「誘客」には必要不可欠です。
「誘客」のバランスをとり全体最適化を行っていく為、「マネジメンツ」という言葉を使っています。
最後にまとめると、加藤学の仕事観は「個の力を際立たせる!」為に「誘客」に取り組んでいく事です。
そしてその中でも、旅館・観光施設・観光地に特化して仕事に取り組んでいます。これが、私自身の「個の力を際立たせる」事でもあるのです。