バリューチェーンで思わぬ所に独自性が見つかった

 

 

独自性を発見していく方法として、
バリューチェーンという表を使う方法があります。

 

この表の各項目で自社が行っている行程や取り組みを
10コずつ書き出していき客観的にじっくり見ると、
思わぬ所で独自性を発見する事があります。

 

 

 

例えば日帰り温泉施設でこんな事例もありました。

 

この施設のスタッフさんは、
自分の施設には特に独自性は特に無いと言っていました。

 

そこでバリューチェーンをチェックしていきました。
すると「人事・労務管理」という部分で独自性を発見したのです。

 

 

よく見ていくと実はその施設のサービススタッフは全て女性のみ。
フロアを仕切っている上司も女性でした。

 

その為か女性らしいきめ細やかなサービスが行き届いています。
雰囲気も柔らかな雰囲気を醸し出しています。

 

実は私もこの雰囲気がすきで、
「なぜかココは落ち着くな」と
日頃から感じてはいたのです。

 

 

近辺で他の日帰り温泉施設を見ると
この様な人事の所は見当たりませんでした。

 

これは十分に独自性に値します。
もしこれがお客様にウケているとしたら、
独自のウリになるかもしれない。

 

 
こうして独自性を発見し、
それが果たしてお客様にとってのウリになるのかどうかを
検証する行程に進んで行きました。