独自性の裏にある財務戦略といえば「俺の」シリーズ

 

 

 

独自のウリを作るために財務戦略部分で
独自のモデルを作っている店
といえば「俺の」シリーズが思い浮かびます。

 

飲食店の常識を覆した
「原価率70%とか90%」
というショッキングが数字が凄いです。

 

 

誰でも分かりますが
このお店は回転率で勝負しています。
そしてそれなりに単価が高い為
利益率よりも利益額を重視しているのが分かります。

 

では実際にどうなのか。
それを知る為に大阪にある店舗を見てきました。

 

 

私の観点で観た「俺のフレンチ|イタリアン」

 

まずは店舗作りのコストが安く済んでいました。
店の造りは鉄骨にテントを貼っただけ。
下はコンクリートむき出し。
そこへフードコートのような立食スタイル100席。

 

 

人はしっかりと配置しています。
私が見た時には厨房10人・ホール8人。

 

 

私は1,000円位の品を1品頼もうかなと思って来店したのですが、
そこから単価をアップするトークが凄い。

 

 

「お先にドリンクを伺います」
「今日のメイン、◯◯がオススメです」
「パスタかドリアはいかがですか」

 

エスカレーターのようなトークで、
独り飯だというのにあっという間に3,500円。

 

 

一般的なフードコートなら客単価600円で、
粗利70%計算で420円。
私の単価が3,500円で粗利30%計算でも1050円。

 

 

回転率はフードコート並。
お客さんは「この値段でこれだけの材料を!」と満足。

 

 

利益「率」は低いが、
1人あたり利益「額」は大きく回転率も良い。

 

単なる薄利多売ではなく、
フードコートで客単価と利益「額」を上げる
イノベーションでした。