独自のウリを構築していく時に
訴求点をずらすという事も重要な観点です。
ブルーオーシャン戦略の本では、
「取り除く」「減らす」「増やす」「付け足す」
の順番でアプローチを行うようになっていました。
特に、「取り除く」「減らす」という行程を
最初に行うのが特徴です。
これは具体的にはどういう事なのか。
簡単に言ってしまうと
「勝負しない部分を決める」という事です。
例えば「俺のイタリアン/フレンチ」等で伸びてきた「俺の◯◯」。
一般的なレストランであれば、
価格・食材の質・料理の質・メニューラインナップ・お店の雰囲気・くつろぎ感 etc・・・
といった項目が勝負要因です。
その中であえて「お店の雰囲気」「くつろぎ感」では勝負しない。
それも思い切って「取り除く」という選択をしています。
その分だけ「価格」「食材の質」で勝負をしています。
原価率の高さがウリですので、正確には価格勝負です。
このように業界内での勝負要因を洗い出す。
そしてあえて勝負しない部分を決める。
そうすることで競合とぶつからない独自のウリを構築し、
ブルーオーシャンを作り出していきます。