「ブランド=信用の蓄積」とするならば、
それを守るのは「人」です。
人によるブランドの瓦解を防ぐ為にも
「推奨規定」「禁止規定」を
決まり事として決めておく事が有効です。
ではどのようにすればよいのか。
私がよく訪問する岡山県の「湯原温泉(ゆばらおんせん)」。
ここは”岡山県内で一番の湯量”を誇る温泉地です。
岡山一の温泉地というブランドがあります。
今の時代、温泉さえあれば集客出来るというものでは有りません。
しかし一番の核である温泉を疎かにしては、
他に様々な取組をしてもダメでしょう。
「岡山一の温泉地」というブランドを守る為に、
どのような推奨規定/禁止規定を作れば良いのかを考えます。
まず推奨規定。
積極的に発信していく事。
・岡山一の温泉地であるという事
・温泉の使える量は一人あたり家庭用湯船20杯分
・河原には露天風呂があり24時間無料で入れる
・6.26の日(ろてんぶろの日)発祥の地
積極的に開発する事。
・温泉を使ったサービス
・温泉を使った健康法
人の対応。
・効果的な温泉の入浴法をお客様へ伝える
・「温泉指南役制度」による接客人員の育成
etc・・・
次に禁止規定。
・「温泉だけではダメだ」という発言
※内部での企画会議ではOKだが外部へはNG
温泉の価値を損ねる事
・浴室の清掃が行き届いていない
人の対応
・スタッフが温泉の事を知らない
・温泉の泉質について語れない
etc・・・
「岡山一の温泉地」というブランドに限ったとしても、
思いつくだけでもかなりあります。
こうした事をみんなで話し合い
合意形成をしたうえで行動に移せば
数年後には大きな差が付いているでしょう。
大切な事はブランドに関わる人達
自らがこれらを話し合っていき
合意形成をして行動に移す事です。