「御社での独自のウリは何でしょうか。
そのウリを伝えられていますか?」
「独自のウリを作る」というお題の研修を行う際、
毎回このような質問をします。
そして3つの選択肢から選んでもらいます。
A:ウリが分からない
B:ウリが何となく分かっているいる
C:ウリを理解し一言で伝えられている
このようにいうと多くの方がBに手があがります。
あるホテルでの研修での事です。
ここでは「C」で手があがりました。
今回は優秀な方がおられるなと思いながら、
その施設のウリを聞いていきました。
「うちは料理が美味しいのが独自のウリです。
ほかにも親切である事もウリです。」
このように答えられました。
たしかにホテルという業種で
「料理が美味しい」「親切」はとても素晴らしいウリです。
また一言で伝えているという点もクリアしています。
しかし「独自のウリ」という観点で見ると
これではまだまだ弱いのです。
「料理が良い」「親切」という言葉は、
どこのホテルでも言う事が出来ます。
他のホテルでは言い換えがきかない言葉。
言おうとしても言えない言葉。
独自のウリを一言で伝えていると言えるには、
ここまで絞り込んでいく必要があります。