品名という素材をそのまま活かす

 

 

「あれこれ手を加えるより素材の味をそのまま活かす」
日本料理でよく言われる言葉です。

 

これと同じ事がキャッチコピーでも通用する場合があります。

 

 

たとえば「やきいも」
たった4文字ですがこの文字を見るだけで、
香ばしい香り・ホクホクの味わい・
割ったら黄色い色をしている
食べると甘みがひろがる etc・・・
など、映像や味覚・嗅覚が頭の中に五感でイメージされます。

 

たとえば「かに」。
この2文字だけで、
色・形・料理の内容
独特の旨みたっぷりの味わい
などがイメージされます。

 

 

こうした商材の場合、
あれこれと長いキャッチコピーを付けるよりも
品名そのものを伝える事の方が効果的な場合が多いです。

 

特に一瞬しか見ない道路看板等では有効です。

 

また「伝わりやすい=売れやすい」という事も多々あります。
ただ伝えやすいというだけで、売るという点では大変な優位です。

 

逆に考えてみると、
品名を伝えるだけでお客様の頭の中に
五感で再生されるような商品を探す。
これも経営戦略といえます。