「循環」という観点で課題をとらえる

 

旅館経営コンサルティングの現場では、
「好循環」を生み出すの為のポイントを見極めて、
打ち手を提案する事に主眼を置いています。

 

一言でいうと簡単なのですが、
実際にやるとなるとそうはいきません。

 

 

売上・利益を改善する為には“この打ち手”
というワンパターンの型はありません。
そのような型があったら全ての課題がとっくに解決しているはずです。

 

しかし全体のバランスや流れの滞りを、
「“循環という観点”から見極めていく為の型」はあります。

 

型にそって経営全体を見ていくと様々な発見があります。

 

 

例えばオフシーズンの集客が少なく苦戦していて
資金繰りが厳しいという課題の場合。

 

オフだから集客が厳しいという見方をするだけではなく、
オンシーズンの利益の蓄えが足りないという見方に変えるだけで、
とるべき打ち手が見えてきます。

 

 

他にも老朽化で施設が古くて不人気という課題がある場合、
実は老朽化での不人気という事だけでなはく
施設の手入れや清掃が不足している。

 

それは清掃に目がいかない従業員の問題であり、
それ以上に経営者がそこに目を向けていないという本質がある。
こんな悪循環が見えてきます。

 

 

 

おこっている現象を循環という構造で捉える事が出来れば、
悪循環を断ち切り好循環を生み出すポイントが見えてきます。